鎖国生活解禁！02/10/1（火）


　

　パスポートを取って４年が経ちようやく念願の海外脱出が出来た。
　行ったのは９月4日から９月７日まで。
　づらづらと旅行記を書くのも芸がないので調教日誌（０２年９月上旬）で触れている言葉の解説方式とします。
　ちなみに１香港ドルは日本円で１５円換算です。


【香港】
なぜ香港だったのか？このホームページのサイトを見れば一目瞭然である。
７０年代後半から８０年代は香港映画はブルース・リー、ジャッキーチェン、Mr.BOO等に感化され、刑事ドラマの名作『Ｇメン７５』の香港マフィアシリーズを見て育った人間にとっては憧れの地であった。
ブルース・リーの名言「考えるな、感じるんだ！」の言葉通りリー先生の匂いを感じるために思いたったわけである。
蛇足だが『Ｇメン』の香港マフィアシリーズでしつこく（なぜか特番でのシリーズ化してた）倉田保昭刑事と闘う筋肉ムキムキマンはヤン・スエと言って『燃えよドラゴン』で悪の用心棒ボロとして出演していた。

【機内放送】
座席にあるテレビで映画を放映しているのだが当然アジア地区のチャンネルがいくつかある。
行きの機内では一緒に行った仲間３人は小雪と窪塚が出ている『ランドリー』という日本映画を見ていたが私めはチャウ・シンチー（少林サッカーの人ね）の出ていた映画を見ていた。
帰りはハリウッド作ながらジャッキーチェンの映画を見ていた。
なぜか仲間はスパイダーマンを見ていたのは当然なのだろうか？

【初めてのおつかい】
某テレビの番組名ではないけど気分は幼児と一緒。
言葉が通じるのか、ちゃんと買えるのか、お金はちゃんと使えるのか、まさに不安だらけであった。
買い終わった後で店員から「THANK YOU!」の一言でほっとしたのは言うまでもない。
ちなみに買ったのは日本の某社のカフェラテのペットボトル１５ドル（香港＄＝約１５円）だった。

【ホテル】
ネーザンロードに面した場所で高級ホテルで有名です。
フロントやロビーではさすがに高級感溢れる感じ。
なのに部屋のシャワーが固定式だったり歯ブラシ、カミソリがなかったのはチト悲しい。

【ケリー】
20代後半と思われる女性ガイド。
旅行の心得をバスの中で教えてくださりました。
見る角度によっては常盤貴子っぽくみえることもあった…。
「ホテルまで３０分４５秒」と連発して言ったギャグ、個人的には好きです。
携帯に恋人らしき写真を貼ってあるのを見て万国共通なのかなって思った。

【シェリー】
４0代中盤と思われる女性ガイド。
基本的にはこの旅のメインガイドらしい。
初日はホテルのロビーにて待ち受けていて部屋の案内したら消えていった。
最終日はホテルから空港までの案内人をやった。
二日目に友人がモーニングコールを受けたらしいが…。

【高級肌着店】
かのブルース・リー先生が映画中に着ていたらしい商品を取り扱ってるそうで。
そんなわけで気になっていたので旺角の目的地として付け加えていたのであった。
ネーザンロードからかなり離れており華やかな町並みともかけ離れていた地区にあった。
買うぞ！と、いきこんでいたがいざ店内に入るとあまりの種類の多さに退却してしまった…。

【スターフェリー】
１ドル７０セントで２等席、２ドル２０セントで１等席を使える格安フェリー。
座席にさりげなく星マークをあしらっていたりと古ぼけた感じだが中々乙なフェリー。
しかも夜景を移動しながら見れるのでどうしても使いがち。
今回の旅でも６回は乗ったけど日本円で２００円いかなかったんだもんなぁ。

【ジェニファー】
マカオ・シンセンのツアーでのメインガイド。
とはいうもののホテルからマカオ行きのフェリーまでとシンセンで夕食からホテルまでの先発とリリーフ役を兼任。
推定年齢３0代中盤とみられる女性ガイド。
怪しいフェロモンと妙な笑顔を振りまくある意味危険人物。
ツアー参加者を平気で置いていったりマイペース＆どうにかなるさ主義者でハラハラさせてくれる。

【コウ】
３０代中盤と思われる女性ガイド。
マカオのガイドで短い時間内にあちこち連れ回してくれた。
半ば強引にカジノに参加させてくれるも半ば強引に撤収させてくれた。
愛国心が非常に強く、カジノ周辺にいた怪しげな中国系女性に対し露骨に蔑んでいた（この場所について触れているホームページを参考に。「マカオ風俗ちょっといい話」）のはプライドも高い事もうかがえる。

【ヒョウ】
２０代後半らしい女性ガイド。
シンセンのガイドでシンセン入りの時から当局？の人間に注意されるも「嫌な役人！」と言い切る強気な性格。
さらにきっちりと仕事をこなさないと気がすまないタイプのようで早め早めにセッティングマシーンと化した。
そのためマイペースなジェニファーとやりあう？場面もちらほら。
サービス精神は持ち合わせているため、バス車内のまったりした場面で『時の流れのように』をバス内で熱唱した。

【女性カメラマン】
最初、ヒョウに付いていたので見習か練習生かなって思っていたられっきとしたカメラマンであった。
とはいえ可憐な姿形（見た目、女子高生くらい）に騙されそうになったのは事実です…。
いわゆる名所で勝手に写真を撮って「どうですか？」的な扱いなポジションです。
とはいえ三枚（２１０ドル）で売りつけられましたが一枚（７０ドル）買ってしまいました。


だって可愛いかったんだもん！

【シンセン博物館】
中国３大博物館の一つ（ヒョウ談）と称して「閉館時間を過ぎているけど特別に開けてくれているので案内します」とヒョウが連れて行った場所。
最初はシンセンの歴史とかを展示しているコーナーを案内してくれていた。
次に廊下で日本円で６０万円するという棚を案内してくれていた辺りから様相がおかしくなった。
次に掛け軸、そして袋小路な土産コーナーに案内され「これはどうだ！」「あれは似合う」の総攻撃！
シンセン博物館の恐ろしい姿を目の当たりにした。
だが恐ろしいのはそんな攻撃を真っ向から受けて立った日本人夫婦（６０歳過ぎ）である。
アキヒロ夫妻（なぜ名前かというとヒョウが点呼の時に名前で呼んでいた最初の人で何度も繰り返すので覚えちまった）という。
アキヒロさんは棚に飽き足らず掛け軸やお茶セット等を購入。（２５万円まで値引きさせたと自慢していた…）
しかもポラロイドで証明写真を撮った念入りようであげくのはてには「中国人はこれでも信用できない」と言い放った。
このアキヒロ夫婦は翌日の尖沙咀で足つぼマッサージを受けた後で思いがけず遭遇！
あちきが思わず「アキヒロさんだ」って言ったから気づかれたようで。
さらに香港出国手続き時でも遭遇（ホテルは別だった）し、名前で呼ばれて驚きとかなり嬉しかったらしい（仲間談）。

【朝マック】
朝の散歩がてら九龍公園でぶらついていたら腹が減ったので急遽入ってしまった某ファーストフード。
意外にも朝から利用している人が割といた。
バーガーの味付けがやや濃い目で世界共通じゃないのかって吃驚した。
品切れメニュー（朝だからか）が割と多かった。

【親切な香港人ＯＬ】
灣仔の街中で彷徨ってた我々に対し暖かく案内してくれた２０代中盤と思われる女性。
わざわざ自分の乗る予定のバスを一本ずらしてでも教えてくれた姿勢に脱帽。
人の温かみを痛感！
見た目はいかにも香港系な長い髪で細目でスレンダーな方でした。

【２階建てトラム】
香港島を走り回る名前の通りな市電。
二ドルという激安でついつい乗りたくなるが行き先が微妙に違ったりするので気をつけないと。
さらに車内放送などないから乗り過ごす羽目にありがち。
でも一区間の距離はあまりないので大丈夫といえばそうでもあるけどね。
お勧めは進行方向の先頭の二階は言うまでもない。
参考写真！
お子ちゃまもしくは観光客との席取り合戦になるでしょな、きっと！

【ヒルサイド・エスカレーター】
中環から山方面に向かうと存在する便利なエスカレーター。
映画のロケとかでもよく使われるらしい。
喧騒な街中から静寂な坂の町並みに逃げ込んだ居住外国人のために立てたらしい。
もちろん無料ではあるが深夜から早朝は止まっているのでご注意が必要。
さらに下りは基本的に自力（階段や坂）である。

【足つぼマッサージ】
ホテル近くに開業している日本語専用電話を持っていた優しいお店。
店には矢井田瞳が訪問した写真が展示してあり店員も有名人とわかっていた。
最初に１０分薬草入りの足専用のマッサージバスに漬けさせられる。
次に（４名で行った）２名ずつに分かれて足つぼ班と全身マッサージ班に分かれる。
あちきはマッサージを先にやってもらい凝りまくっている背中や肩を解してもらっている最中に時々足つぼ班からの悲鳴が…。
マッサージ後は不安だらけな足つぼを受ける番だがイタ気持ちイイ！
激痛というほどではないけど痛い部分を聞くと納得する場所だけになんともいえん。
ちなみに胃と肩と背中と脛（歩きやランで衝撃を受けるから）だそうで。
３０分づつの６０分コースで３００ドルだけど割引券持ってたから１５％オフの２５５ドルでした。

【翅世代】
銅鑼灣にある新進気鋭な中国料理店。
２１時という時間帯ということもあってか客が我々と他１テーブルしかいなかった。
入ってすぐに名物である鶏のＸＯ醤漬けやらフカヒレやらアワビやらを頼んだからもう大変。
店員一人は必ず我々に張り付いて接客。
しかも厨房にいた店員とかも時折我々を監視？
あげく飲み物が空になると「また飲むか？」の質問。
どうみても一人前の料理を四等分にしてくれたりサツマイモのデザートをサービスしてくれたのはかなーり嬉しかったな。
料金もリーズナブルながらしっかりした味わいとサービスで非常に気に入りました。

【ＤＦＳギャラリア（免税店）】
パック旅行では必ずといっていいほど付いて回る免税店（御土産屋）の一つ。
香港ではここが一番の有名店らしい。
午前中と昼に二階来たけど土産屋らしく無難ものが多い。
６個買うと一つサービスとか微妙な手法を使う店もある。
バラ買いとかしたいけど出来ない商品とかあったりするので使い勝手は悪いとこもある。


　


　こうして解説を書いてみると何かしろの発見や驚きがあったって気付きましたわ。
　あとは移動中はウエストポーチを装備してたせいもあるんだろうけど日本人ってバレバレでしたな。
　妙なぬいぐるみの売りつけや偽のロレックスの販売やら怪しいオネエサン方々から声かけられまくりでうっとうしさもあったけど、やっぱ日本人ってカモなのかな？って思っちゃいましたな。
　その日本人だけど相当出くわしましたな。
　二日目のパックツアーで一緒だった人たちともあったし、三日目で飲茶した店の左隣にいた日本人ギャルニ人組は帰りの飛行機でもいたし。
　それにしても漢字と英語の表記で大方のイメージがしやすいのは初めての海外旅行にはうってつけなのかもしれないな。
　日本人用のメニューもあったし。

　悔やむべきはブルースリー関連の店やロケ地とかに行く時間がなかった事と香港競馬に行けなかった（到着日にナイター競馬開催していた）事かな。
　現地人と仲良くなれなかった（当たり前か）のも残念だったな。


　鎖国解禁の第二弾はどこになるのかな？
　ソウルあたりで決まりそうな気もするんだけど…。
　近場で格安っていう要素がかなり重要視されそうだなぁ。